BMW E87 激安120iは故障するのか？買った初日で故障

激安BMW初代１シリーズ 120iの品質

駆け抜ける喜びでおなじみBMW 初代１シリーズ E87 120iが気になってました。

と言うのも、今乗っている車が後わずかで車検を迎える為です。

BMWの中古車はかなり安く、国産のコンパクトカーより安くなっている車も多い状況です。

なぜかと言うと、

1. BMWは年数が経つと国産に比べ故障が多い。
2. 買っても壊れるから購入したいユーザーが少ない。

ので、需要と供給のバランスで安値で売らざるを得ないからですね。

BMWに限らず輸入車全般的に言える事です。

故障あるある

ネット上の情報では、実際に故障した経験者が多く、５年をすぎると故障がちらほら発生している様です。

・オイル漏れトラブル

・水回りトラブル

・DSCユニット

代表される故障は上記の通り、エンジン周りのガスケットの品質が悪く、経年劣化によるオイル漏れが多い様です。

また、ウォーターポンプ、ラジエター、その周辺パイプの経年劣化によりラジエター液漏れ、それに気づかないと最悪オーバーヒートになる様です。

これらの修理費用は１０数万オーバーの様です。

修理費用３０万コース

最後にDSCユニットですが、こちらはABSや横滑り防止機能など、車両の制御を行うコンピューターの故障ですが、

１回故障するとユニット丸々交換となり、なんと３０万近くの出費になる様です。

実際に私の友人がユニット交換となっていました（保証期間のためお財布は無傷だった様です）

日本でそんな商品を売れば、すぐにでもクレームになるかと思いますが、

そこは輸入車、「輸入車は壊れる、そんなもんだろう」と言う日本人の認識に甘んじているんでしょうかね？

実際年々輸入車のシェアが伸びている様です。

でも走りが良い

そんなデメリットばかりのBMWですが、何と言っても走りが良いのがメリットです。

走りが良いと言うのは、ただ馬力があって早いだけが売りではなく、

ボディー剛性が良いことによる、乗り味の良さが最大のメリットだと思います。

よく言われるのは、国産に比べ、鉄板が厚かったり、ボディー剛性を強化するために

スポット溶接の数が多いと言われています。

スポット溶接とは、鉄板と鉄板を接続する際に溶接を行うのですが、その数が多いのがBMWです。

例えば、木を使って本棚を自作する場合ですが、釘の数が少ない場合は、本棚を手で左右に揺らすとグラグラしますが、釘の数を増やすとガチッと固定され揺れることはないですよね？

そんなイメージと思っていただければと思います。

ドイツではアウトバーンと言われる速度無制限の高速道路がありますが、そこで走行しても問題ない様に走りを強化されているのがBMWってわけです。

すぐ故障する激安BMWはお得なのか？

さて、故障費用が高い＆すぐ故障するデメリット満載のBMWですが、

一方激安で乗り味の良いメリットのある激安中古BMWはお得なのか？幸せなのか？と気になり始めました。

気づけば、毎日中古車サイトを見ていました。

激安BMW購入！検証スタート

で、結局　中古激安BMW 初代120iを購入しました。

新車から１０年以上経っているせいか、かなり安いです。

国産軽自動車よりずっとずっと安いのです！

まぁ、１〜２年持てば元取れたと思いチャレンジです。

これから故障レポートをお届けしたいと思います。

即、故障（泣）

記念すべき納車初日。

「今後故障しませんように」と祈り、エンジンをかけた初日の出来事です。

いきなり故障しました。

いや、故障してました。

購入前にある程度の動作確認はしたつもりでしたが、

なんとオーディオのスピーカーフロントから音が出てこないのです。

まぁ、スピーカー、オーディオ関連なら安い修理費だと思いますが、

初期不良だったので中古屋負担で修理してくれることに。

ちなみにBMWの純正オーディオですが、見た目はチープで

数千円レベルのものかと思っていましたが、実は１０万近くするそうです。

音も驚くほど良くはないのですが、このオーディオは車内の故障診断に必要なユニットの様で、

オートバックスで売っている普通のオーディオとは違う様です。

その他気になる事

エアコンの異音

エアコンをかけると、奥の方から、「ヒュー、ピィー」と小さな虫が鳴く様な声がする事ですね。

気分は「やだなー、やだなー。」「怖いなー、怖いなー」と稲川順二状態です。

ファンのモーターが劣化しているのでしょうか？

長生きしてくれることを願ってます。

ボンネットダンパー・ハッチバックダンパーの異音

ボンネットを開けると、ギーと音がします。

ダンパーの劣化でしょうか？

「さすがは欧州車。洋館のドアの様な音とは歴史を感じる」

と自分自身に説得させました。

まぁ、ボンネットなんてあまり開ける機会はないでしょうし、

何より今後開ける機会がないことを願います。

ハッチバックのドアについては、買い物時に開け閉めするので

音がならない方がいいんですけどねぇ。

クレ５５６でもさせば治るのでしょうか？

でも好き。欠点を上回るくらいいい車

そんなBMWですが、いざ乗ってみるとかなりいいです。

BMWといえば「Mシリーズ」の様なハイパワー車、

「シルキーシックス」と呼ばれる直列６気筒のスムーズかつ快音エンジンをクローズアップされがちですが、

私の120iは直列４気筒、１５０馬力のごくごくフツーのスペックです。

直線では確実にアルファードにぶっちぎられます。

でも予想外に良いのです。

もちろん早くもありません、エンジン音もめちゃくちゃ良いわけでもないです。

しかし、ちょっと走らせるだけで全体的なシッカリ感を感じるのです。

交差点を曲がるだけで、すっと鼻先が入り、「あー、いい車だなー」と思い、

いつまでも乗っていたくなるのです。

近くのスーパーに買い物行くだけでも楽しいのです。

楽しすぎて車に乗りたすぎて、何か買い物に行く用事はないかな？

と思っちゃうくらいです。

今まで３００馬力近くある車ばっかり乗っていた私ですが、十分満足です。

まぁ、今までもそんな飛ばすタイプでなく、加速する際の余裕感に満足してた感じです。

「貯金があればいざと言うとき安心」の様に

「馬力があればいざと言うとき安心」みたいな感じですね。

まぁ、そのおかげで車に全財産を使い果たし、貯金はすっからかんですが。。。

まだ、自腹の修理がないので大好きな気持ちが大きいですが、

この先、故障（がないことを祈ります）レポートも含め、

記事を書いていこうと思います。

続編レポートはこちら（１５年落ちBMWの今）